子育て

子育てに最適な車選びは?

東京の23区に住んでいなければ、子どもを育てるのに車って必要ですよね。どのような車がいいですか?

スライドドアのついている車ですね。できれば両側とも電動で開閉できるといいですね。

子どもが生まれたら、車も子育てに便利な車に変えたくなりますよね。

でもちょっと待ってください。子どもがまだ乳児の場合、あまり車で出かけませんよね。時々出かけるくらいなら、まだ車を変えなくてもいいかもしれません。今までの車で十分出かけられます。

乳児の場合、おむつ代とか、その他いろいろとお金がかかるので、車にお金をかけるのはもう少し後で大丈夫です。

ただ、チャイルドシートは必ず付けなくてはなりません(法律では6歳未満の幼児に使用が義務づけられている)。出産した病院から退院する際に、車で自宅に帰る場合は、最初からチャイルドシートが必要です。その際背が低い車ですと、乗せるのに少し苦労しますが、その程度です。焦って変えるまでもないでしょう。

乳児の場合、後ろ向きでチャイルドシートをつけます→

また、上の写真のように乳児は基本後ろ向きに座る形になるので、ヒンジ式のドア(普通のドア)でも乗せやすいですので大丈夫です(私はヒンジ式の車の助手席後ろに付けていました)。

子どもを頻繁に乗せるようになった時。例えば保育園や幼稚園に送り迎えで使うときには、電動スライドドアが付いている車の方が便利ですね。

電動スライドドアの車が便利な理由5選

  1. 開口部が広く、前方から開く
  2. ドアが後ろにスライドするので、隣の車にぶつからない
  3. ドアが風や傾きなどで不意に大きく開かない
  4. ヒンジ式にはない電動で、離れていてもリモコンキーで開けられる
  5. 運転席で開閉をコントロールできる

開口部が大きく、前方から開くので、子どもをチャイルドシートに乗せやすいです。ヒンジ式は隣に車や壁があるとあまり大きく開けられず、乗せにくいですね。

ドアが横に大きく開かないので、駐車場で隣の車にぶつける可能性はかなり低いです。子どもが幼児から児童の場合、実はこれが一番の理由かもしれません。

③ヒンジ式のドアでは、ドアが風にあおられて大きく開くことがあったり、傾いている道路に停めると、重さで大きく開いてしまうことがありますが、スライドドアにはその心配はいりません。

電動スライドドアはリモコンキーで少し離れたところからも開閉が可能です。ですので、子どもがドアの近くに行ったら、リモコンでドアを開けて入ってもらうことが可能です。非常に便利ですね。雨の時にも重宝します。

チャイルドロックで、内側から開けられないようにして、運転席から開閉をすることができます。子どもが自分でドアを開けると怖いですからね。

というわけで、子どもをよく車に乗せるようになったら、電動スライドドアのついた車がおススメです。私は助手席側(片側のみ)が電動だった車と、両側が電動だった車の両方乗った経験がありますが、断然両側の方がよかったです。特に子どもが2人以上ならば、両側電動をお勧めします。

やはりリモコンで両側のドアを少し離れたところから開けられるのって、便利ですよ。夏なんかは換気のために早めに開けることが多いです。だって、夏の車内って灼熱でしょ?少しでも早く高温の車内を喚起したいじゃないですか。それには両側のドアを早く開けることが必須です。

どんな車種の車がおススメですか?

電動スライドドアの車がおススメなのは分かりましたが、どの車種を選ぶといいですか?

まず、どのサイズの車を選ぶのか、新車で購入するのか、中古で購入するのかを決めないといけません。個人的にはコンパクトなサイズで、中古での購入をお勧めします。車種はデザイン(外観)が気に入れば、最近の車は性能がいいですから、何を買ってもまず大丈夫でしょう。

車はサイズがとても重要です。特に全幅は駐車場に停める際に、毎日気を遣うところなので、注意が必要です。

だいたい、小さい順に軽自動車(全幅1480mm以下)、ミニバンSSクラス(全幅1650㎜前後)、ミニバンSクラス(全幅1695㎜),ミニバンMクラス(全幅1750㎜前後)、ミニバンLクラス(全幅1800㎜前後)に分かれています。

基本的に大きなサイズの方が高価で、豪華な内外装です。しかし、車は高ければいいものでもなく、自分の使用用途や駐車場の大きさ、運転技能によってサイズを決めるべきです。

例えば、一家に1台のみ購入するのなら、ある程度大きなサイズ(SクラスからLクラスまで)が便利です。いわゆる「大は小を兼ねる」というやつです。しかし、2台持てるとなると、維持費が安い軽自動車を1台入れるといいでしょう。

また、家の駐車場が狭ければ、車もコンパクトな方が毎日の駐車ストレスが軽減されるでしょう。運転があまり得意でない場合もコンパクトな車をお勧めします。

クラス別おすすめの車

軽クラス N-BOX(ホンダ)

最近3代目が発売されました。非常によく売れている車で、うちにもこの車があります。軽自動車の中でも「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるもので、全長や全幅を軽自動車の規格ギリギリまでとって、高さで室内を広くしたモデルです。内外装ともに非常によく考えられて作られたモデルで、普段使いにはこれ1台で十分な性能を持っています。写真の2代目モデルは初代より軽量化されており、ターボモデルでなくてもよく走ります。しかし、私は高速道路を少しでも走る方なら、ターボモデルが良いのではないかと思います。

この車の良さ・・・デザインが無難で、内装のセンスが良く、走りもよい

この車の課題・・・軽自動車は後部座席は広いけど、荷室が狭いので、荷物はあまり乗りません(すべてのスーパーハイトワゴンに共通)

SSクラス ソリオ(スズキ)

軽自動車のスーパーハイトワゴンより一回り大きな車です。排気量は1200ccで、軽自動車(660cc)の倍近くあるハイトワゴンです。マイルドハイブリッドモデルもあり、燃費が良いのが特徴です。私はこの車の先代モデルを代車で乗ったことがありますが、非常に乗りやすかったです。特にいいのが、全幅が1645mmというところ。普通、5ナンバーサイズの車は全幅を1695mm取るのですが、あえて小さめに作っているところが素晴らしいです。幅は駐車に大きく影響します。昔ながらの狭い駐車場でこの50mm(5cm)が大きいのです。運転が苦手な人は是非、幅が小さめの車に乗ることをお勧めします。

この車の良さ・・・コンパクトなサイズ。室内が広く、乗りやすい。

この車の課題・・・センターメーター(個人的に運転席側にメーター類はあって欲しい)

Sクラス フリード(ホンダ)

1500㏄の排気量で、5ナンバーのハイトワゴンです。ライバルはズバリ、トヨタのシエンタです。N-BOXとともに、ホンダの主力商品で、非常によく売れています。軽自動車のスーパーハイトワゴンと比べると、全幅が1695mmと広く6人乗りモデルでは、2列目(キャプテンシート)の2席が離れており、そこを通って3列目に行けるという便利な仕様となっています。コンパクトな6人乗りの車なのに、ちゃんと6人が座れるところが素晴らしいです。ガソリン車とハイブリッドの2つのモデルがありますが、ハイブリッドはかなり燃費が良いようです。4WDでハイブリッドモデルもあります。私は将来、このフリードのハイブリッドで4WDモデルを購入する予定です(もちろん中古で)。

2列目が離れており、真ん中を通ることができます    ↓ (別車種です)

この車の良さ・・・コンパクトな5ナンバーサイズなのに、6人ちゃんと乗れる。普段は3列目は跳ね上げておいて使用せず、お客さんをたまに乗せるような使い方ができる。チャイルドシート、ジュニアシートを2列目に付けると、3列目があっても移動できない車が結構あります。その点、キャプテンシートなら大丈夫です。

この車の課題・・・3列目が跳ね上げ式で、視界が妨げられる(少し邪魔かも)。新型がもうすぐ出そうで、そのモデルは下に収納できるそうです(未定)。

Mクラス ステップワゴン(ホンダ)

このクラスは激戦クラスで、トヨタのノア/ボクシー、日産のセレナがライバルとして君臨しています。トヨタのノア/ボクシーが断然売れているクラスですが、あえてステップワゴンを推します。

このホンダのステップワゴンは、先代モデルが「らくらくゲート」といって、バックドアが上ではなく、後ろに普通に開くという画期的なドアを採用しました。デザインも非対称デザインで攻めました。その結果、その非対称のデザインを嫌うユーザーが続出し、不人気車種となりました。

この非対称デザインが不人気の理由でしたが・・・

このように普通のバックドアに戻りました。デザインも原点回帰で、初代モデルを彷彿とさせるシンプルかつ機能的外観となりました。ノア・ボクシーのようなオラオラ感がないのも好印象です。

車幅が1750mmとなり、いよいよ3ナンバーサイズとなりましたが、カローラですら3ナンバーになったので、このクラスなら仕方がないところです。動力性能は、1500ccのダウンサイジングターボ(燃費をよくするターボモデル)と2000ccのハイブリッドの2種類です。ダウンサイジングターボモデルの方が価格が安いですが、ハイブリッドモデルの方が燃費がいいですね。

この車のカタログを見たのですが、是非つけてみたいオプションが1つありました。リア席モニター(フリップダウンモニター)で、何とアルパイン社製の15.6インチなんです。私の車にもアルパイン社製のモニターが付いていますが、10インチなんです。凄くないですか?15.6インチなんて、昔、家で普通に見ていたようなサイズですよ!

子どもがロングドライブの時、DVDなどを見ていて、退屈しないための装備ですが、新車で買うのなら必ず付けたいオプションですし、中古なら、最初からついている車を探します。モニターは大きいに越したことはありませんね。

Lクラス アルファード/ヴェルファイア(トヨタ)

このクラスはアルファード/ヴェルファイアの1強と考えても大丈夫でしょう。それほどトヨタの最上級ミニバンの人気は凄まじいです。

私は選びませんが、大きな車を苦にしない方なら、「いつかはアルファード」と思っているかもしれません、昔のクラウンのように。

今のモデルで4代目。初代がまだ現役で走っているほど、中古車市場でも人気です。その魅力は何といっても機能性と高級感。高い車高、スライドドア、3列シートにより人が楽々かつスムーズにたくさん乗れる車でありながら、高級サルーンとして、振動が少なく、静寂性に優れ、よく走る車に仕上がっています。また、その外観は迫力があり、最高級ミニバンにふさわしい外観をしています(時にオラオラ系とも揶揄されますが)。

その価格もすごいです。一番グレードの高いモデルですと、870万円超えです。いろいろつけたら900万円に近づくのではないでしょうか。

私がアルファードを買うとしたら、お得な2代前のモデルを購入検討すると思います。しかし迷った挙句、スタイリッシュなオデッセイを選ぶかもしれません。

車を選ぶときに気を付けることは?

車に何を求めるかにより変わってきますね。私だったら、子育てにはお金がかかるので、経済的に車を購入すること、つまり中古車を選びますね。

車を新車でしか買わない人がいますよね。気持ちは何となく分かりますが、私からすれば「なんてもったいないことを・・・」と強く感じます。

今の車はとにかく高性能で、耐久性に優れています。普通にメンテナンスすれば、10年以上平気で乗れます。確かに、10年以上すれば、消耗品はいろいろと交換しなければなりませんし、13年以上の車は自動車税が高くなってしまいます。でも十分走ります。凄く実用的で、ほとんど問題はありません(前のユーザーの乗り方にもよりますが)。

ですから、中古車を買いましょう。「ビッグモーター」の件があり、世の中の人は中古車に対してあまり良くないイメージをもっているでしょう。しかし、世の中には3年目の車検で車を替えてしまう人がいます。また、5年目の車検で車を替える人が結構います。つまり、世の中には良質な中古車があふれているのです。

内外装ともに素晴らしい中古車は、実際の価値よりも価格が低い傾向があります。そこがねらい目なのです。そもそも、子どもをのせる時点で汚れることは当たり前じゃないですか。新車だったら、汚れたらショックですよね。しかし、中古車なら「まあいっか、濡れタオルで拭けば」で済ませられるかもしれません。この心理的余裕をもてることこそ中古車の大きな魅力の1つです

中古車を買うべき理由5選

  1. 価格が安い
  2. 多少、汚れても傷ついても気にならない
  3. 車が町中をたくさん見かけて、本当にデザインが好みかどうか分かる
  4. 車のレビュー(口コミ)が増え、本当の長所や短所が分かる
  5. 納車が圧倒的に早い(新車は納車に時間がかかります)

価格が安い・・・この魅力は大きいですね。趣味の車でなければ、安いに越したことはありません。
多少、汚れても傷ついても気にならない・・・これも重要です。車はきれいにしていても、汚れたり傷ついたりしてくるものです。中古車なら諦めがつきやすいです。
車が町中をたくさん見かけて、本当にデザインが好みかどうか分かる・・・街中で走っている車で、「あの車かっこいいな」と思ったことありませんか?何度も見かけると、本当に欲しい車が見えてきます。
車のレビュー(口コミ)が増え、本当の長所や短所が分かる・・・実燃費や走りの面で、価格コムやカーセンサー、みんカラなどのレビュー(口コミ)は非常に参考になります。
納車が圧倒的に早い(新車は納車に時間がかかります)・・・近年の半導体不足等により、新車の納期がかなり遅くなっています(半年前後は普通)。中古車なら納車に1か月もかかりません。

中古車はどのように選べばいいですか?

中古車と言っても、あまり車に詳しくないし、近くの中古車さんに行ったら、営業の人にうまく買わされてしまうのでは?と思っているあなた、大丈夫です。今はカーセンサーなどのインターネット検索サービスがあります!

中古車はぜひカーセンサーの検索を利用してください!最高です。グーネットでも構いません。私は昔からカーセンサーを利用しています。

令和5年12月現在で約50万台が掲載されています。掲載されているすべてが購入できるわけではありませんが、購入予定の車種の相場が分かりますし、内装や装備類などネット上でもよく分かります。

「カーセンサー」の使い方

まず、「カーセンサー」のサイトを検索し、開きます。購入したい車種の「メーカー」→「車種」→「探す地域」→「モデル・グレード」を入力(選択)して〇〇台検索する(オレンジのボタン)をクリックします。

私はさらに、「走行距離」を6万キロくらいまでに指定し、「修復歴なし」にチェックを入れます。追加で「もっと詳細な条件を追加する」をクリックし、「エンジン種別」「駆動方式」「スライドドア(両側電動に限る)」で好みの条件を追加します。色にこだわりがあれば、色も何種類か選択します。

そこで検索に上がったものが一覧となって出てきます。並べ替えで、「支払総額」の安い方を選択します。

そこで掲載されている車をチェックするのはなかなか楽しい作業です。そもそも、車を購入する時に、探している時間って凄く幸せじゃないですか?新しい車を「どれにしようかな?」と悩んでいる時間はとても贅沢な時間です。

サイトにある車って、どれも離れた場所にあって、買えないんじゃないですか?

「ご来店できる方のみ販売します」とか、「近県の方のみ販売します」などの記述があれば諦めてください。しかし、そうでなければ購入することはだいたい可能です。

これはいい!と思った車が見つかったら、そのお店に在庫を確認しましょう。遠い地方にあっても一応大丈夫です。特に全国展開している店舗なら陸送してくれますし、ディーラー系列の中古車販売店なら、最寄りの販売店まで運んでくれるはずです。

私は、関西地方から1度も実車を見ずに車を購入したことがありますが、全く大丈夫でした。車庫証明は自分で取らなければなりませんが。

是非、みなさんも中古車でお気に入りの両側電動スライドドアの車を買って、素敵なカーライフをお過ごしください。

ABOUT ME
kodomokoukoushiyouze
元凡人小学校教員。長男の小学校入学を機に、勧奨退職(早期退職)。多くの子育て本、教育本から得た知識と20年超の教職経験、子育て経験から『主に10歳くらいまでの子育て世代』へ向けて『子育てや教育』に関する情報を発信していきます。
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