子育て

子育てをもっと楽しみましょう!

「子育てって、本当に大変!」って思っている人多くないですか?もっといいところにも目を向けましょう!

最近、少子化のニュースやワンオペ育児など、やたらと子育てに関するネガティブな情報多くないですか。

二児の父親として子育てをしている立場から言わせてもらうと、

「そんな情報ばかり流していると、子どもをもちたいと思う人が減ってしまうだろー!」

すみません、気持ちが高ぶってしまいました。

そこで、今回は「子育ての魅力、楽しみ」について考えていきたいと思います。

まず、子育ての期間ですが、大学生まで育てたとして、だいたい20年ちょっとでしょうか。

こう見ると長いなーと思ってしまいますよね。しかし、大変なのは小学生の低学年くらいまですよね。少しずつや自分でやれることが増えていくので(まあ、手はかからないけど、お金がかかったり、思春期になると別の悩みがでてきたりしますね)。

子育ての魅力って何でしょうか。思いつくものを5つ挙げてみます。

  1. 親をとても頼ってくれ、愛情をたっぷり与えてくれる(そんな存在、他にいません)
  2. 日々成長してくれて、それを目の当たりにすることができる(短期間に大きく成長)
  3. 屈託のない笑顔やかわいい行動に癒される(基本、子どもは素直で純真)
  4. 親を成長させてくれる(関わりの中で常に反省の毎日)
  5. 親戚や友人関係を良好にしてくれる(関わりを深く広くしてくれる)

どうですか。子育てをしている人、心当たりありませんか。魅力たっぷりでしょ!

現代は、結婚するかしないかも選択でき、さらに子をもつかもたないかも選択できるようになりました。価値観の多様化や経済的な理由等で、「大人になったら結婚して子をもつ」というのが当たり前ではなくなりました。

しかし、私は言いたいです。子育てをするって楽しいですよ!」と。

もちろん、大変なことや我慢しなければならないことが増えることは間違いありません。自分の時間はかなり少なくなります(ほぼない時期もあります)。

しかし、それを帳消しにしてしまうほどの魅力があるのも事実です(子育てをしている人すべてに当てはまるわけではありませんが)。

では、その魅力を享受するためには、どのようなスタンスで子育てをするのがベストなのでしょうか。

我が子育ての師匠、佐々木正美先生の著書にこのように書かれています。

本来、親が育児する喜びというのは、二つの観点があると思うんです。ひとつは子どもに期待できる喜び、もうひとつは、子どもを幸せにすることができる喜びです。このときに、できることなら、子どもを幸せにできる喜びのほうを、ずっと大きくもって、子どもに期待する喜びは、小さくしていただきたいと思います。親が子どもに期待する喜びを、大きくもってしまった場合に、子どもからみると条件つきの愛情になるわけです。そして、その期待が過剰になってしまうと、子どもは愛されているという実感をなくしてしまいます。

将来、幸せになるということもだいじですけれど、それよりもはるかに何倍も、いまこの瞬間を、この子が幸せにすごすことができるようにという育児のほうがいいのです。この子の将来をうんと幸せにしてあげるために、いま、がんばらせておこうというのは、子どもが幼いうちは往々にしてよくないのです。

いま、この瞬間を、幸せにしてあげよう、その積み重ねが、この子の幸せになるのだという育て方がいいのです。そして理屈ぬきで、育児を自然に楽しんでできれば、これはもう理想的なお母さんだと思いますね。

「子どもへのまなざし」 著者 佐々木正美 発行 福音館書店 P294、295より

https://amzn.to/3rU8sIk

最近の研究では、「人は生まれた時点で、遺伝によって『どのように人生を送るのか』の半分くらい決まってしまう」と言われています。親が子育てによって与えられる影響は思っているより小さいものです。

完璧主義になって子育てを自分の人生を捨ててまで頑張っても、結局遺伝の力には勝てません。なるようにしかならないのです。

それなら、肩の力を抜いて、リラックスして子育てを楽しんだ方がストレスがたまらず、なんとなくうまくいきそうな気がしませんか。様々な情報に振り回されても、あまり不安にならずに、他の人と比べずに、今この瞬間の育児を楽しみ、子どもも親自身も笑顔でいられるような子育てができれば最高ですよね。

親が関わりを深くもつような子育ての期間は結構短いです。限られた子育ての時間、精いっぱい楽しみましょう。

子どもは3歳までに、親孝行のすべてをしていますみんなで子ども孝行しようぜ!

ABOUT ME
kodomokoukoushiyouze
元凡人小学校教員。長男の小学校入学を機に、勧奨退職(早期退職)。多くの子育て本、教育本から得た知識と20年超の教職経験、子育て経験から『主に10歳くらいまでの子育て世代』へ向けて『子育てや教育』に関する情報を発信していきます。
<